2011年11月6日日曜日

個人プロジェクト相談&原っぱまつりへ


今日のMTGは、個人プロジェクトの相談を軽くしたあと、武蔵野公園で行われた「原っぱまつり」にみんなで行きました。

MTGでは、IMMの個人プロジェクトの作品に対して、外国人の方がどう思うかということを知る機会が欲しいという意見や、IMM自体に対して色々な人たちが出入りできる仕組みを作っていかないといけないのではないかという意見があがりました。

個人プロジェクトを通して、色々な人とのネットワークが出来ていって、IMMがネットワークのハブとなり、色んな人が思いを持って活動できるような場づくり、組織づくりをしていけたらと思います。

さて、ミーティング後にみんなで繰り出した原っぱまつりは、屋台や雑貨売店、音楽ステージのイベントなどが催されるお祭りで、毎年行われているそうです。外国人の方も多く参加されていたり、お客さんとして足を運んでいる人も多いということで、原っぱまつりに皆で行き、協力者探しを行おうということになりました。

そこで用意したのが、IMMの名刺、個人プロジェクト紹介用のチラシです。
個人プロジェクトチラシは、頑張って日本語と英語を掲載しました。

昨年度作成していた、英語入りのIMM協力依頼チラシと、個人プロジェクト用チラシと、IMM用のそれぞれのメンバーの名刺、昨年度の展覧会のパンフレットを持って、原っぱ祭りを訪れていた外国人の方に話しかけてみました。

原っぱ祭りに行ったメンバーからは、「IMMの紹介の仕方が難しかった」「突然話しかけるのでちょっと怪しい人みたいだったけれど、アートというと相手がちょっと安心したような感じになるのが興味深かった」「イミグレーション・ミュージアムという言葉は日本では聞き慣れないけど、外国の方はその言葉でピンときていたようだったので、日本とは状況が違うと感じた」というような感想が聞かれました。

やはりお祭りなので、そんなにたくさんの方とお話させてもらえる状況ではなかったのですが、何人かの方にインタビューさせていただけたり、協力してくださるという返答をもらえたりしました。
今日出会えた方にまた今後色々なお話が聞けるのが楽しみです。



2011年10月14日金曜日

第3回 個人プロジェクトプレゼン


今回のミーティングも、個人プロジェクトのブラッシュアップ案の発表でした。


■プロジェクト2 「Circles of Life」
ご家族と過ごされた時間を円にして描き、住んでいた場所によって色を変え、表現するというプランですが、実際に担当スタッフがイメージの絵を持ってきてくれました。

メンバーからは、お2人の関係性がどのように反映されているのがちょっと分かりにくいという意見や、岩井さんから、もっと人のぬくもりが感じられるものの方が、お2人の関係性を描きやすいと思うので、「きれいに」見せることだけではなくもう少し人生を歩んできた色々な味のようなものが感じられるもののほうが良いのではないかというアドバイスがありました。

今後は、いくつかパターンをつくってきていただいて、その都度メンバーからコメントをもらいながらブラッシュアップしていくということになりました。



■プロジェクト3「ランドスケープマップ」
懐かしさを感じる空間についてインタビューし、インタビューを通してそれぞれの大切な場所について考えてもらうことで、自分自身に出会い直してもらうというプランでした。前回、プランの方向性について悩んでいらっしゃいましたが、内容をもう少し自分でブラッシュアップしてこられました。

協力して下さる方にだけ何かをしてもらうのではなく、自分も描いて話して、自分はこうなんだけどあなたはどう?と聞いてみるなど、こっちも身を削る姿勢というのを持たないといけない。

「それぞれの人の心のなかの風景が人生に大きく影響を与えているというのが自分の論・仮説なのだけれど、そいういうものにちょっとでも触れられると、自分自身の人生が豊かになるんじゃないか」という風に考えていらっしゃるそうです。

インタビュアーの心の風景を通して我々自身が我々自身について出会い直してもらいたいというのがこのプランの目的と考えられます。

インタビューの方法は、絵を普段描かない人は抵抗感があるかもしれないので、写真を持ってきてもらって、それを題材に話して、少し補助的に描いてもらったり、場合によっては文字のみを書いてもらってもいいかもしれないということです。

岩井さんから、その人(協力者の方)がそこ(インタビューを行った場所)にいたという形跡を残しておいた方がよりリアルに様々な方の視点が映し出されて良いのではないかというアドバイスがありました。

今後は、インタビューを勧めながら、最終的な展示形態について考えていくことになります。



■プロジェクト4「世界風物詩巻」
プランの内容は固まっていますが、担当スタッフが「どのようなインタビュー方法でどのような質問をすればうまく面白い視点を引き出せるかが分からない。考えのきっかけになるような、引き金になるような例を考えたいと思っている。」ということでした。
ひとりで考えていてもちょっと悩んでしまうかもしれないので、とりあえず質問項目等をリストアップしてもらって、メンバーに相談して、コメントをもらえば良いのではないかということになり、来週ぐらいまでにリストアップした項目を発表してもらうことになりました。

インタビューしたい内容や、最終的に発表して見せたいもの、提示したいものがはっきり決まっていても、どのように協力者の方に質問したらその内容をうまく引き出すことができるのかということを考えるのは結構難しいです。

質問内容自体を理解してもらうのに苦労することもあるし、「普段そんなこと考えていないからあんまり思いつかないなー」という答えの場合もあります。また、インタビューするだけではなく、例えば昨年度のプランにあったように、協力者の方々にインスタントカメラをお渡しして、「日本のなかにある『母国にはないもの』を撮影してほしい」とお願いしても、協力内容自体がうまく伝わらなかったりすることもあります。 

このように、企画内容を理解してもらって、質問内容を理解してもらうまでにIMM個人プロジェクトスタッフは何度も協力者の方々とコミュニケーションを取る必要があり、そのひとつひとつのコミュニケーションのなかで我々IMMスタッフメンバー自身が、異文化の視点や考え方に触れ、「海外旅行」でさえも体験できない、本当の意味での異文化を体験することになります。

このような点にこそ、IMMの個人プロジェクトの意義や楽しさがあるのだと思います。



■プロジェクト6「記憶の中の祖国」
前回は祖国のイメージをインタビューし、それをデザインに描きおこすというプランでしたが、もう少し具体的なインタビューやお願いのほうが、協力してくださる方も協力しやすいし、よりリアルな視点を見つけることができるのではないかというアドバイスがありました。
それを受けて、今回は、「母国にいる一番会いたい人に、母国語で手紙を書いてもらう」というプランになりました。日本のポストと母国のポストがつながっていくイメージだということです。
このプランについて、「一番会いたい人には公開されることが想定される場では本当の気持ちは書かないのではないか?」というメンバーの意見から、「母国の面白い人とか、ちょっと気になっていた人に手紙を書くとかは?」など意見があがりました。

また岩井さんから、「我々が彼ら(日本で生活する外国人の方々)の生活に入り込む方法として、彼ら自身が普段気づかなかったことを提示するという方法がある。彼らに協力してもらうだけではなく、彼らが考えたことがなかった考え方を提示することも必要だ」というアドバイスがありました。

メンバーや岩井さんのアドバイスから、もう少し協力者の方もこのプランに新しい考え方に触れられて、もう少しリアルな視点や感情を引き出せる方法を考えてみることになりました。



【■プロジェクト1「あそびうた と あそぶ」(仮称)】、【■プロジェクト5物々交換or外国人体操】はお休みだったので、また今後報告していきたいと思います。

今後は各プランを練っていくので、全体ミーティングだけではなくて岩井さんと各スタッフの個別ミーティングも補佐で行っていくことになります。

また、次回のミーティングは
11月6日に武蔵小金井ではらっぱ祭りという、屋台や舞台などが催されるイベントがあるので、ミーティング後にそこにみんなでチラシと名刺を持って行き、協力してくださる方がいないか声をかけてみようということになりました。

今年も参加してくださる協力者の方々にたくさんお会いできるのが楽しみです。


2011年10月1日土曜日

第2回 個人プロジェクトプレゼン


前回のミーティングでそれぞれの個人プロジェクトのプランをプレゼンしてもらい、プランについてメンバーや岩井さんから色々なアドバイスや質問等が出ました。
それを受けて、今回はプランをブラッシュアップしてきてもらい、2回目のプレゼンを行いました。


■プロジェクト2 「偶然の類似(仮称)」→「Circles of Life」
前回「偶然の類似(仮称)」という、日本と外国にある似ているものをインタビューし、展示するという案を出してくださった方のプランですが、この方のご主人が外国籍の方で、ご主人がこの個人プロジェクトに興味を持ってくださっているということで、ご主人にプロジェクトに協力していただけることになりました。

なので、前回のプランから少し方向性が変わりました。タイトルは「Circles of Life」。

ご主人とご自分の過ごした年月を円で描き、過ごした国の色をつけ、成長するに従って円が大きくなるようなアニメーションのような作品をつくるというプランです。

岩井さんからは、国際結婚をしている方から見た視点というものも非常に面白いので、国際結婚をしている方によるプロジェクトのひな形みたいなかたちになれば、今後国際結婚をしている方が参加しやすいのではないかという意見がありました。

手も映るような手書きのアニメーションや、ご主人にその円を描いてもらってもいいのでは?という意見もありました。ご主人にも何らかのかたちで参加してもらえることになり、面白いお話や視点をお聞きできそうなプランになりそうです!



■プロジェクト4「世界風物詩巻」
このプランは取材内容、展示したい内容については前回のMTG時にほぼ決まっていたので、今日は具体的な取材日程や取材項目、展示案など、展示に向けての具体的事項について考えてきていただきました。

▽展示案
・展示形式
縦方向を緯度、横方向を1年の移り変わりに見立てた大きなフィールド(円環が理想)に、インタビューで得た情報を空間/時間ごとに配置する。
展示の簡単な解説が載った紙を置くか、カレンダー形式にして、持ち帰り使ってもらえるようにすると面白いかもしれない。

これは、取材によっては音が出てくるかもしれないし、何が出てくるか分からないという面白さがあります。視覚だけではなく、五感で感じられるようなものになればいいのではないか、またこの展示を見て面白いなと思ってくれた人が参加できるようなフォーマットをつくることも大事だ、という岩井さんの意見がありました。

またメンバーからは、10年ぐらい続ければすごく面白いものになりそうという感想や、「取材した提供してもらったものを私たちが知って、私たち自身がどう変わるのか?ということが大事だと思う。赤の他人と向き合うことは大変だけど、その大変さを我々もきちっと背負っていくことが大事だと思う」という意見がありました。

取材でどのようなお話が出てくるかがまだ分からないので、取材が終わってから最終プレゼンテーション形態を考えた方が良いかもという岩井さんのアドバイスがあり、最終形態が決まるのはまだ先になりそうですが、スケールの大きな立体的な展示になりそうで、最終プレゼンテーションがどのようになるかも楽しみです。



■プロジェクト6「記憶の中の祖国」
前回は、日本のなかで祖国を思い出すものは、日本の文化と祖国の文化が融合されて出てくるイメージなのではないか、それをデザインして展示するというプランでしたが、あまり融合されてはいないのではないかという岩井さんのアドバイスによって、少しプランが変更しました。

新しいプランは、日本にいると祖国のイメージははかないものになってしまうかもしれないが、そのなかでも祖国と聞いてイメージするものをインタビューし、それを絵にかきおこすというものです。

質問の内容がまだ抽象的なので、もっとピントをしぼった質問にしないと、答える人は答えにくいのではないかということと、絵をかきおこすとなると、答えた人は最終的なかたちがイメージできないから、不安に思ってしまうのではないか、という岩井さんからのアドバイスがありました。

もう少し具体的な質問の仕方として、「祖国に帰ったら一番先に会いたい人は?」とか、「祖国のイメージを教えてください」と言って、100番目に出てきた答えを表現するとかはどうだろうか?という意見がメンバーからありました。


【■プロジェクト3「ランドスケープマップ」】プランの方はプランに悩んでいらっしゃっており、【■プロジェクト1「あそびうた と あそぶ」(仮称)】、【■プロジェクト5物々交換or外国人体操】のプランを発表してくれたメンバーは欠席だったので、また次回経過報告をしたいと思います。

個人プロジェクトの進行としては、次回MTGまでにインタビューを始められる人は始めておくことになりました。

個人プロジェクト案以外については、IMMのホームページ作成について話しました。IMMの基本情報以外にも、WEB上のミュージアムとして機能するようなものにしていけたらと思っています。また、去年の「日本語不便図鑑」の情報もアップしていき、ウェブ上で見れるようにしていきたいと思っています。

また、名刺があるとインタビューをお願いするときとかに便利なので、IMMメンバーのIMM名刺を作成することになりました。

2回目のプレゼンを終えて、それぞれプランも色々変化してきました。みんなでディスカッションしているときのメンバーのみなさんのご意見もそれぞれ興味深いです。プランが変わってきたり、ディスカッションしたり、いよいよインタビューに入ったりと、プロジェクトがいよいよ本格的に動き始めつつあります。

今後もお楽しみに。


2011年9月20日火曜日

第1回 個人プロジェクトプレゼン

前回のミーティングからなんと約2ヶ月経過!
しかし何もしていなかったわけではありません。個人プロジェクトスタッフのみなさんは、海外にいる岩井さんと個人プロジェクト案について、それぞれやりとりとをしてそれぞれの案を固めていました。

そして今回のミーティングで初めてお互いのプランをプレゼンしました。この日は6個のプロジェクト案のプレゼンがありました。
簡単にご紹介します。


■プロジェクト1
「あそびうた と あそぶ」(仮称)
あそびうたとあそびうたを通したコミュニケーション。
海外のあそびうたを教えてもらっている映像上映と、インタビューを行ったいくつかのあそびうたを編曲してつなげたものライブパフォーマンスを同時に行う。
映像とパフォーマンスは呼応し合うようなかたちにする。


■プロジェクト2
「偶然の類似」(仮称)
日本の「干し大根を干している様子」と、外国の「魔除けのためにとうがらしをつるしている状態」など用途や意味は違ってもとても似ているものがある。
そのような似ているものをインタビューし、提示する。


■プロジェクト3
「ランドスケープマップ」
懐かしさを感じたり、自分が自分であるというような所以がある空間についてインタビューし、インタビューを通して、それぞれの大切な場所と出会い直してもらうというプラン。
最終発表メディアはまだ決まっていない。⇒手書きのマップ?インタビューの文字?映像?


■プロジェクト4
「日本の四季をどういう風に感じているのか?」ということをインタビューし、一年間の感じ方の違いを提示する。
最終発表メディアはまだ決まっていないが、例えば日本で桜が咲いて春だと感じるときに○○国では○○を食べて春を感じる、とか違う国の同じ時期のものが同時に見れるようになれば面白いのではないか?


■プロジェクト5
物々交換をいくつもやって、ひとつの部屋みたいなものを作る。または、日本でいうアイーンとか「ちょっとちょっとちょっと」とかの面白い動き、サブカルチャーなエンターテイメントの動きの外国版を集めて体操を作る。外国人体操。
外国人の方同士のアクションがつながる仕組みを作りたい。


■プロジェクト6
日本にいながら祖国を思い出すものや場所をインタビューする。インタビューできいた日本の場所やものの絵を描き、それぞれの祖国の文化に合った色調でデザインし、かけじくにする。


以上の6つの個人プロジェクト案が出ました。
コンセプトや最終の作品形態についてはまだまだ考えていかければなりませんが、切り口はどれも面白いのではないかと思います。


さて、今年は、個別プロジェクトとは別に、運営のほうのサポートをしてくださる市民ボランティアの方を市報で募集したところ、数名の方が応募してくださりました。

小金井市の情報収集や小金井内でのネットワークづくりに協力してくださる市民ボランティアの方のサポートで、IMMの活動をより広く展開していけるのではないかと思っています。

2011年7月27日水曜日

2011年度メンバー顔合わせ&初ミーティング

7月27日(水)に、今年のIMMに参加できるメンバーに声をかけ、IMMプロジェクト説明会&ミーティングを行いました。

集まったのは全部で6名の方です。今年は小金井市民の方も多く、去年よりも小金井に密着したプロジェクトになるのではないかと期待です!

始めにアーティストの岩井成昭さんからイミグレーション・ミュージアムの説明がありました。

簡単に説明すると、イミグレーション・ミュージアムとは、米国やオーストラリアなど、主に移民を受容することで形成された国家や地域において、移民の存在意義を確立し地域住民との融和を促すために、その居住の歴史や目的、方法、処遇をはじめ、移民達の現状、生活、文化などを紹介する施設です。近年のイミグレーション・ミュージアムの特徴として、現代アートの手法を使っている移民の紹介をしているということ、移民の現代アーティストが参加しているということが挙げられます。

イミグレーション・ミュージアムで現代アートの手法が用いられているように、まだあまりよく知らない人のことを知るときの始めの入り口として、アートが非常に効果的であると考えられます。日本に住む外国人の方が増えてきている日本においても、多様化している隣人を私たち日本人が柔軟な姿勢をもって理解する必要が高まってきていて、海外のイミグレーション・ミュージアムの機能を参照する意義が増してきていると思われます。しかし、移民方が整備されていない日本では、海外のIMMを日本にそのまま持って来ても役に立ちません。
そこで、日本にIMMを導入するために、日本独自のIMMの形態をつくっていこうというのが岩井さんの構想する「イミグレーション・ミュージアム・東京」です。

具体的には、アーティストじゃない人も巻き込んで外国人の方とのコミュニケーションを促すということ、外国人の方々の「日常のリアリティー」を紹介する施設を目指し、プロジェクトスタッフが外国人の方と約半年かけて交流し、そのコミュニケーションの内容を作品化して見せていくということです。この様な形態でのイミグレーション・ミュージアム・東京(以下IMM)を10年ぐらいは続けていきたいと思っています。その先は、またその時代にあった形態に変化していくかもしれません。

IMMの説明のあと、「では、どのように外国人の方々とコミュニケーションをとれば良いのか?」ということについて岩井さんからお話がありました。

ただ仲良くなる、コミュニケーションをとるということだけでなく、ある切り口をもって交流することで面白いコミュニケーションにつながるということです。例えば、ソフィ・カルのように、面白いクエスチョンを出したら相手が答えてみたいという気持ちになる、そこからコミュニケーションが始まる。また、言葉だけでコミュニケーションをとるのではなく、例えば何か1つの食材をいくつかの家庭に渡して、自由に使ってくださいとお願いしてみるとか。このようにコミュニケーションのやり方をちょっと変えると、コミュニケーションにも広がりが持てるということです。

去年の個人プロジェクトは、「食」「違和感」「郷愁」「言語」という切り口で外国人の方々とコミュニケーションをとっていきましたが、今年の個人プロジェクトはどのような観点での交流になるのか、楽しみです。

今後は、IMMの個人プロジェクトを進めていくスタッフがそれぞれのプランを練ってきて、次回のミーティングでそれぞれ発表し、意見交換をしながら個人プランをブラッシュアップしていきます。

無事2011年度IMMもようやく始動しました。
これからの展開が楽しみです。

2011年7月22日金曜日

シャトー2F『リニューアル&キックオフパーティー !!!!!』

7月22日(金)19:20~20:30に、「イミグレーション・ミュージアム・東京」のトークイベントがありました。

イミグレーション・ミュージアム・東京の現在の活動拠点である「シャトー2F」のリニューアルパーティー内の企画として、IMMの活動紹介と今後の展望について、岩井さんにトークをしてもらいました。トークの他にも、3月の展覧会で展示した作品の一部を展示しました。


また、岩井さんのIMMプロジェクトのトークのほかに、シャトー2Fを拠点に展開しているほうほう堂(ダンスデュオ)と淺井裕介さん(絵描き)のプロジェクト紹介と作品上映も同日に行いました。軽食(有料となってしまいますが)もご用意した、パーティー形式のイベントでした。

小金井在住でIMMに興味があるという方にもお越しいただき、今年のIMMに参加していただくことになったりと、IMMのことを知っていただく貴重な機会となりました。


イベントの詳細を記載しておきます。


イベント詳細
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シャトー2F『リニューアル&キックオフパーティー !!!!!
 7月21-22日 18時スタート(入場無料)
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地域での芸術活動や新しい表現の創造を支えるスペース「小金井アートスポット シャトー2F(ニーエフ)」が、カフェを拡大してこの夏リニューアルオープン!
今回のリニューアルを記念して、この場所の運営を行う小金井アートフル・アクション!の活動と市内で制作を続けている3アーティスト(淺井裕介、岩井成昭、ほうほう堂)の紹介を兼ねた2日間のパーティーを開催します。

会場ではトークショーや常設展示のほか、カフェスタッフによる即興ライブも開催予定 !!
カフェではドリンクや軽食、アーティストグッズの販売に加えて、全国のアートにまつわる書籍を自由にご覧いただけます。
入退場自由ですので、どなたもお気軽にご参加ください。

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日時:2011年7月21日(木)、22日(金)両日ともに18時スタート
会場:小金井アートスポット シャトー2F(東京都小金井市本町6-5-3 シャトー小金井2階)
   JR中央線武蔵小金井駅より徒歩5分
入場料:無料(※カフェでのご飲食は有料となります)
主催:小金井アートフル・アクション!実行委員会
ウェブサイト:http://artfullaction.net/

●---- 21----●
新しくなったシャトー2F(ニーエフ)のお披露目会。
オープンしてから1年、更なる成長へ向けてシャトー2Fの「今まで」と「これから」をお見せします!

18:00 オープン
18:30- 新しいシャトー2Fお披露目会、小金井アートフル・アクション!の紹介
19:30- トークイベント「中央線のアート事情」小川希(小金井アートフル・アクション!アートディレクター)
20:30- 交流会 Mooon Cafeスタッフ(安藤裕子&松井修司)による即興ライブあり!

●---- 22----●
小金井アートフル・アクション!アーティスト招聘事業「Seeding & Growing」のキックオフイベント。
昨年度から制作を続けてきたアーティスト3組が、10 月の中間発表と年度末の展示・公演に向けて本格始動します。
各プロジェクトの詳細は小金井アートフル・アクション!のHPhttp://artfullaction.net/)をご覧ください。

18:00 オープン
18:30-  プロジェクト紹介⑴「ほうほう堂@小金井のあちこちの窓」ほうほう堂(ダンスデュオ)プロジェクトリーダーによる活動紹介と映像上映
19:30-20:30 プロジェクト紹介⑵「イミグレーション・ミュージアム・東京」岩井成昭(美術家)岩井成昭さんご本人によるプロジェクト構想と活動紹介
21:00- プロジェクト紹介⑶「植物になった白線@小金井」淺井裕介(絵描き)プロジェクトリーダーによる活動紹介と映像上映
21:30- 交流会

主催:東京都、東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)
   小金井アートフル・アクション!実行委員会

●---- 常設展示 ----●
・淺井裕介「植物になった白線@小金井」
横断歩道用の白線を素材にして、淺井裕介さんがワークショップで参加者と共に作った「植物」の絵を、小金井市内のあちこちに描いていくプロジェクト。白線素材を使った植物の展示や、映像による制作風景の紹介を行います。

・岩井成昭「イミグレーション・ミュージアム・東京」
地域に暮らす外国人の異文化を知る機会を、アートを通して提供するプロジェクト。展示では今年3月に行ったプレ展覧会(小金井に在留する外国人とのコミュニケーションをもとにした作品展示)を一部紹介します。

・ほうほう堂「ほうほう堂@小金井のあちこちの窓」
ダンスデュオ「ほうほう堂」(新鋪美佳、福留麻里)が小金井市内各所で展開するダンスパフォーマンス企画。今までのパフォーマンスの映像を上映します。

2011年4月10日日曜日

展示最終日&打ち上げ

3月26日からはじまったIMM展示も
はやいもので2週間がたちました。

4月9日の最終日はスタッフ全員集まって、
反省会&打ち上げを行いました。



外国人へのアプローチの仕方や
個々の作品の見せ方など
それぞれが振り返りつつも、
今年度これからのIMMプロジェクトを
よりよくしていくための話し合いをしました。


その後みんなの持ち寄りで打ち上げ。

お世話になったアサヒビールで乾杯

岩井さんの手作りおでん

平林さんが展示のレシピを参考にして作った
鯵カレー

今年度のIMMプロジェクトは、
今回のコアスタッフを中心にしながらも、
新しい市民や外国の方々を巻き込み
よりおもしろいものを目指せればと思います。
どうぞよろしくお願いします!

また今回の展示を形にするまで、
様々な方々にご協力をいただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。





2011年3月28日月曜日

ついにオープニング!!

ついにイミグレーションミュージアム東京

ニューカマーズ・ヴュ~展示がスタートしました!!

昨年の春からはじめたこの企画。

コアスタッフ4名がそれぞれ外国出身で日本在住の方々に

インタビューをし、そこから作品にしたものです。

大川直志 「日本語不便図鑑」
日常で使用する日本語についてのインタビューをベースに、
文化的なちがいや違和感を図鑑という形で提示した作品。

牧美和子 「Map of Nostalgia」
母国と日本の風景や環境に感じた共通点を、
テキスタイルに表現した作品。

岸真理子 「これは母国のものではない」

日本にある外国文化について、母国人が感じる違和感を写真で表現した作品。

冨永京子「ミステリー? cooking!!」
日本に来てから食べたくなる母国の味の再現を映像化した作品。

ゲスト企画:黒木皇「我々は同郷」
これまで50ヶ国を旅した黒木氏が
旅先のアフリカで出会ったアーティストの作品。

展示初日には、作品作りに協力してくださった
インドネシア出身のブミさんによる演奏や黒木さんのトーク
また展示企画者の岩井成昭さんがいわき市で行った
映像WSで作られた作品の上映など
盛りだくさんでしたー






展示は4月9日14時から19時に間行われているので、
ぜひご来場ください!
1日にはART LAB OVAの蔭山ヅルさんを迎えてのトークもありますーー。

2011年1月17日月曜日

今年はじめのミーティング

あけましておめでとうございます。
気がつけば早いもので1月ももう半分以上過ぎています・・・
2011年1月17日、今年初めてのミーティングを行いました。


昨年の春からはじめたこのプロジェクトも一旦の区切りとして、
3月26日から4月9日まで展示を行います。

今日は実際の展示場所になるスペースを見て、
誰がどこに作品を配置するのかを決めました。


写真や映像を見せる人もいれば、立体をつくる人もいて、
4者4様の作品が展示されるのではないでしょうか。


次回のミーティングまでにもう少しそれぞれの作品の
展示の仕方を具体的に考えていきたいと思います。

2011年1月10日月曜日

年内最後のミーティング&忘年会

12月20日年内最後のミーティングを行いました。


写真は取材用のカメラの使い方を岩井さんに習っているところです。

今年春からはじめたイミグレーションミュージアムですが、早いものでもう年末。
はじめは先が見えず不安だらけなプロジェクトでしたが、
コアスタッフそれぞれのプランも固まりつつあり、
本当に少しずつですが外国人の方へのインタビューも進んでいます。



来年の3月後半には、
それぞれインタビューした内容を元に作品にし、シャトーで展示を行います。

ミーティング後は年末ということもあり、
東小金井のインド料理店「ヒマラヤ」で忘年会を行いました。


この店のオーナーの方にもインタビューにご協力いただいているそうです。


かなり大きなナンで、カレーも辛さが選べたりとどれもおいしかったです。

ビールは店の名前は「ヒマラヤ」なのに、エベレスト。(笑)

来年もどうぞよろしくお願いします!!